ラノベ紹介

ヒーローは織田信長の生まれ変わり|しがない転生令嬢は平穏に暮らしたい 訳アリ王子に限り振り回されています!?(タイラ)

ヒーローは織田信長の生まれ変わり。現代日本で暮らした前世を持つヒロイン。前世を隠し、王妃にならないように逃げまわるけど逃げきれていないヒロインの話。

本作ポイント
  1. 織田信長、能力はあるけどイカレテル
  2. 王妃になりたくないわりにヒーローと交流を持つヒロイン
  3. 支離滅裂、突飛なストーリー

あらすじ

平凡な貴族令嬢に転生した、元・女子高生のアリアは、変わり者と噂の王子・ユージィンとのお見合いの招待がきてしまった。ユージィンは織田信長の生まれ変わりで、お見合いの席で「自分は元・織田信長だ」と前世についての話をするため、貴族令嬢から縁談を断られたり距離を置かれたりしていたため、末端のアリアにも声がかかったのだった。ユージィンは織田信長のように城下町を闊歩、貴族のルールを無視して突然令嬢を連れ出そうとするなど問題行動ばかり。そんなユージィンに興味を持たれてしまったアリアは…

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登場人物

アリア

元女子高生の転生令嬢田舎貴族のはずが王子とのお見合いへ駆り出される。

ユージィン

アシュトリア王国の王子。前世の影響か変わりもの。

もこもこの所感

迷わずヒロインを追い掛け回す一途なヒーローに好感が持てる

ヒロインが王妃を望まないからと事情説明や相談もなしに、宰相の娘と結婚を決めるなどちょっと不自然な点が多い

もこもこ

好みが分かれるストーリー。小中高生くらいの低年齢層には受け入れられやすいのかなとおもいますが、大人になって読むと昔読んだ時とイメージが違う!となりそうなストーリー。

感想(ネタバレ含)

歴史(織田信長)について絡めたり、前世のぼんやりした夢を交えつつ進められるところは世界観や雰囲気があってよかったなと思います。ただ、私はあまり感情移入はできずどちらかというと苦手なストーリーでした。

信長の設定に引っ張られているからだと思うのですが、ヒーローがイカれた感じの設定で苦手意識をもってしまいました。気に入ったアリアと結ばれることをゴールとするなら、それに向かって脇目もふれずに手段も択ばず強引に連れまわすようなところは好感をもちます。ただいくら前世をもったからといって、その世界の貴族社会のルールを無視した行動を最後までつづけていくところ、例えば、連絡もなしに突撃しアリアを連れていってしまうところなど、あまり読んでいて気持ちのいいものではありませんでした。おそらく最初にあった時にユージィンはアリアを見初めたのでしょうが、その感情がわかる瞬間だったり変化というのが、平坦で分かりにくかったように思います。(はっきりしない状態というか)

前世の記憶などやその時の性分にひっぱられているという設定ならば、早い段階から匂わせが欲しいし、最後の最後でいきなり監禁というのは唐突すぎて「おぉぅ」となりました。もちろん前世での行いに罪悪感もあり、復讐されるかもしれないという恐怖を感じるのは分かるのですが……。

政務に真摯に取り組むようになったのならば、おそらく事前に連絡をするなどの王子の態度に多少の変化があってもよかったのかなと思うのです。

そしてアリア。距離をとりたいといいつつも、最初から王子に自分からかかわっていく姿など、思いと行動に矛盾がありすぎて。どんなに相手が良い人でも、関わり合いになりたくないと思ったら断固として距離は置くだろうし、避けられない茶会があったとして、その後に接点を持つようなこともしないはず。

だったら、もう少し無意識のうちにでも惹かれているとわかるような要素があるとよかったのかなとか。

文章だけだからいろいろ解釈してしまう部分があるのかもしれず、コミカライズ版を読めばもう少し著者の意図がわかるのかなぁと思いました。

ABOUT ME
もこもこ
魔法・異世界・騎士・王子といったキラキラファンタジーが大好きです。女子向けライトノベルやティーンズラブ小説を中心に読んでいます。読んで楽しかったなという気持ちをブログにまとめています。

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