ラノベ紹介

旦那と側近の×××に興奮する婦女子ヒロイン|ディテス領攻防記(牧原のどか)全8巻

牧原のどかの「ディテス領攻防記」。コミカライズ化もしています。廃嫡された元王太子マティサが辺境の地ディテスに婿養子という形で追いやられるところからストーリーがはじまります。ぶっ飛んだ婦女子ヒロイン見リアーナとの政略結婚からはじまるほっこりしつつもハラハラするライトノベルです。

本作ポイント
  1. TLだけどBL要素あり
  2. TLでは珍しい王子様の婿入り
  3. 王子&側近&ヒロインの3者仲良し

あらすじ

カティルーナは10歳で両親が死別してから、「カティ」と男性名を名乗っていました。伯父に連れられてベアウルフ侯爵家を訪問したところ、3階から窓ガラスを突き破って飛び降りてきた屈強な身体の男性がカティにめがけてきたので、玄関先から森に向かって全力で逃げました。

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目次

  • ディテス領工房記
  • 影の指し手は駒を集める。

登場人物

ミリアーナ

辺境の地ディテス領の公爵令嬢。BLをこよなく愛している。快適な暮らしと萌えを求め、オーバーテクノロジーで異世界を改革中。

マティサ

オウミ国の元王太子。廃嫡されて、ディテスに婿養子としてやって来た。『黒の魔将軍』と恐れられている。

クラリサ

ミリアーナの侍女。BL好きの貴腐人でもある。

コシス

マティサの忠実な臣下。家督を弟に譲り、主についてダィテスまで来た。

トリス

コシスの弟。王太子親衛隊の隊長。

ナリス

『残虐人形』と呼ばれる南の国ハヤサの王。

トゥール

『無敗王』と呼ばれる西の国エチルの王。

ゲイン

『強欲王』と呼ばれる東の国カイナンの王。

もこもこの所感

BL要素がありつつも、自然にTLに昇華しているところ。
政略的結婚(王命)で望んでいなかったものの、お互い前向きに関係を築くところ。

ヒロインの暴走っぷりがこの作品のキモでもあるけれど、あまりにぶっ飛びすぎているのと、ディテス領ないに秘匿にしておくべき技術がなんだかんだでダダ洩れなところに、そこが物語だよなという悟りを感じる。

もこもこ

ヒーローが側近とデキてる設定に驚愕。そしてそれを微塵も気にせず受け入れているミリアーナは、間近でリアルなBLを楽しんでいる傍観者的な立ち位置なのかな?という印象。物語を読んでいくと、ヒーローと側近、ミリアーナとの関係性が見えてきて、そういう関係もあるのかな?と自然に馴染むようなストーリーです。

感想(ネタバレ含)

物語のあらすじはあまり読まずに購入、読み始めたので、マティサとコシスの距離が近いときに「あれ?」と思ったところからの二人はデキてた??という衝撃が強かったこの作品。実は私はあまりBLに関心がなく、男性同士のアレコレは特別読みたいものではありませんでした。そんな私が「面白い!!」と思うくらいに、はまっていたなと思います。

私がBLを読まないので世界観や定番がわからないということが前提ですが、マティサとコシスは主従関係(ビジネス的な)や信頼関係といったところが、家族に似て非なる関係があるんだなぁと感じました。そんな二人の関係に妄想を膨らませたり、聞き耳たてたりするヒロインのミリアーナに爆笑しました。

てっきり私はストーリーはミリアーナとコシスのライバル関係に発展するのか?と思ったのですが、そうではなくそれらもまるっと受け入れて関係性を築いていくんですよね。この世界でも男性同士のアレコレには偏見などいろいろあるようですが、三リアーナ周辺はそれを推奨するような環境が整っていてそういうところもクスっと笑ってしまう要素でした。

そもそもですが、マティサは王妃の子どもであるにも関わらず「特殊な力」を持っていたために嫌悪され敗着に追いやられます。王としての資質があるにも関わらずです。そして王が、若干年は離れていますがちょうどよいミリアーナがいる辺境の地ダィデスへ婿養子にだします。そのときに自らの地位や家督を捨ててまでついてきたのが側近のコシス。愛ですよね。愛。

一方、ミリアーナは婿入り当日までそんなことを一切聞いておらず激高します。もちろんミリアーナは一人娘なので、いずれ婿をとりその婿様がディテスの領主になることは分かっていますが、まさか第一王子が婿養子になるとは思いもしません。そんな親子とのやりとりを到着したマティサが耳にします。

ミリアーナも旦那様が側近と関係性があっても気にしないしむしろ推奨する変わり者ですが、それらを受け入れ受け止めるマティサもなかなか懐が大きいキャラだなぁ……と。

なにより、恋愛初心者なミリアーナがマティサに寝所に連行されそうになると、助けを求め笑顔でコシスに見送られるという定番のシーンに笑ってしまうし、マティサがヤバい!というときにコシスをけしかけて受け止めさせるなどなかなか見ないヒロインだなぁと思います。

ストーリーは、マティサの後継者争いを軸にすすんでいきます。王妃が何故そこまで疎むのか、王太子となった弟は、そして王は何を考えていたのか、など、徐々に明らかになっていくマティサを取り囲む環境や、ミリアーナが全力でマティサを守ろうとする姿にグッとくる作品です。

なお、本作は露骨な性描写はないので中高生が読んでも大丈夫かなと思います。

ABOUT ME
もこもこ
魔法・異世界・騎士・王子といったキラキラファンタジーが大好きです。女子向けライトノベルやティーンズラブ小説を中心に読んでいます。読んで楽しかったなという気持ちをブログにまとめています。

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